小2ことば

山下です。
以下、例によって自分用の覚え書きです。

今日はMちゃんが絶好調。
カウンターでいきなり「小6用の漢字」を貸してくれと言う。授業が始まるまで、漢字をノートに写すのだ、と(びっくり)。
授業の初めに、先週貸し出した図書の返却を兼ね、本の感想を聞く。
Tちゃんは「龍の子太郎」を最後まで読めなかった理由として、昔風の表現がたくさん出てきたことを挙げたが、本に出てくる未知の漢字はすべて「漢字事典」(後述)で調べたとのこと(これもびっくり)。

春学期の授業は今日で終わりなので、夏休み用に2冊借りてよいことにする。さっそく先に挙げた「小6用の漢字」を借りたいとMちゃんが申し出た。他の「ことば」の先生に「この本はお使いになりませんか?」と聞いて確認を取る。

つづいて俳句をする。
芭蕉、一茶の俳句を漢字交じりでタイプし、プリントを配布。
言葉は全部頭に入っているが、文字とリンクしていない状態の生徒たち。
ひらがなの部分を頼りに、漢字の読みを当てるクイズにした。
「古池や 蛙飛び込む 水の音 芭蕉」など。

次に漢字の書き取り。ホワイトボードに「ふるい」、「とぶ」など、俳句の漢字を見れば書き取れるようにする。
Tちゃんは易々と漢字の書き取りはクリアし、ホワイトボードに解答を書いてもらい、なおかつ余力があるため、これまた一字ずつ「漢字事典」で別の読みなどを調べている。たとえば、「飛」には「ひ」という読みがある、など。

この事典は幼稚園の卒園記念品であり、毎年この事典を贈っている。彼の事典を見せてもらうと、受験生の辞書のように何度も引き込んだ趣を呈している。他の生徒もこの事典をもっているので、私は「次回からみんなこの事典をもっておいで。」と言ったが、Tちゃんのアイデアで「この本は重いし、みんなで交替でもってくることにしよう。」と提案し、皆の了解を取り付けた(どこまでもユニークなT君)。

次に、「いもうとのにゅういん」(林明子作)を読む。
最後のクライマックスで、妹へのプレゼントが何か、結末を知っている生徒たちは私にそれを言いたくてたまらない様子。全員声を合わせて答えてもらった。