ことば3年

福西です。

京は九万 九千くんじゅの 花見哉 芭蕉
春の海 終日のたり のたり哉 蕪村
春水や 四条五条の 橋の下 蕪村
夏山に 足駄をおがむ かどで哉 芭蕉

今回は、まずこの4句を前に出て書いてもらいました。

○チーム:U君、To君、Ta君
●チーム:R君、Y君、M君

結果は41点(3句)対14点(1句)で、○チームの圧勝。

それではくやしいということで、新しい俳句の

夏草や兵どもが夢の跡 芭蕉

を紹介して、それも含めた5句で2回戦をしました。

○チーム:R君、Y君、Ta君
●チーム:U君、To君、M君(一応チーム変えしました)

結果は41対47で、●チームの勝ちでした。

書くとなると耳で覚えるのとは別の負荷がかかるようで、色々と面白い珍回答がありました。でも本人は自信満々で、「あ! そうか」とあとで気付くというパターンでした。

2回戦になるとだいぶそのミスが修正されていき、こういうのは、耳と手と目と3つの力で覚えた者勝ちですね。Ta君が帰り際に、「お母さんに特訓された甲斐があったわ!」と言っていました。

一方でTo君が「夢」を書けるのを見て「すごいなあ!」と誉めました。他の生徒も「芭蕉」とか「蕪村」とか四条の「条」とか、書く必要があって、書きたいと思っているので、覚えられるのだろうと思います。それもすごいです。自分は「橋」も書けるはずなのに、本番で書けなくて「残念!」という悔しい気持ちも、ばねになるだろうと思います。

ちなみにM君は「京は九万」をマイ俳句(本当に好きみたいです)にしていて、2戦ともそれを書くのを担当していて、ご愛嬌だなと思いました。色々な生徒がいて、面白いです^^

まあ、そんなこんなで、辞書を引く時間がなくなってしまい、今週の予定していた残りの分は、来週回しにします。来週は必ず辞書を引く練習(特訓?!)をしようと思います。