福西です。
京は九万 九千くんじゅの 花見哉 芭蕉
春の海 ひねもすのたり のたり哉 蕪村
春水や 四条五条の 橋の下 蕪村
・ 夏山に 足駄を拝む かどで哉 芭蕉
(・印が今回の新しい俳句です。)
それから「夏山に…」を新しく覚えました。さっそく「足駄って?」「かどでって何?」とめいめいが国語辞典をひきはじめたので、その前に五十音プリント(>こちら)で、あかさたなの順番を確認しました。「ひねもす」と「ひも」なら、第1ラウンドは「ひ」で同点。だから、第2ラウンドで勝負→「ね」と「も」のどっちが早い?→あかさたなを唱える(あるいはひらがなの表をこっそり見る)といったことをしました。
その後で、今日の「足駄」「拝む」「かどで」を調べてもらいました。「拝む」でも、おかみ、おが・む、おかめと続けてあるのを見ていながら、「おかみ……(長い間)……おかめ。? あれ、「おがむ」がない」というケースがほとんどでした。T君は、「だから、あのプリントをしたのか」と言ってくれました。
来週は、「か」の次に「が」が来るという、濁点のルールの五十音プリントをします。
今週の宿題は、4句を書いて憶えてくることです。来週、2チームに分かれてホワイトボードに書いてもらいます。ひらがなで間違わずに全部書けたら5点、その中で漢字を一つ使っているごとに+1点、でもどこかミスしたら0点、という方式です。(さっそくU君がそれぞれの句を最大何点になるか調査していました^^)来週が楽しみです。
楽しい雰囲気が伝わってきます。一般に「辞書を引きなさい」とは言いますが、辞書を引く際立ちはだかる難関が、50音の順を覚えていないことからくる壁です。英語もしかり。今は電子辞書があるから・・・というのは一見もっともらしいのですが、私は自分の手で紙の辞書を引く訓練こそ、小学校時代にじっくり、しっかり取り組んでもらいたいことだと思っています。