昨日の将棋道場に私は途中から参加しました。
上級生と一つ対局を終えた後、小1のSawada君とSakashita君の対戦を眺めているうち、思わず引き込まれて最後まで観戦しました。
最終的に時間切れ引き分けとなったのですが、Momoki先生によると1時間半の大熱戦でした。
文字通りのシーソーゲームで、ともに勝機を何度も掴みながら最後の詰めの部分で緩い手を指してしまう。そのミスをとがめる気持ちは毛頭なく、むしろ、混沌とした戦局の中、よくまあ、相手の王を追い詰めるところまで、あの手この手の工夫を凝らし続ける二人だなあ、と感心する気持ちを終始抱き続けた、そんなこの日の対局でした。
この道場がこうしてずっと続いているのは、今例に挙げたような子どもたちの「一生懸命な」気持ちがいつもベースにあるのですが、それを余すところなく引き出すのは、温厚な物腰の中にもいつも「礼」の大事さを語り伝えるMomoki先生に加え、子どもたちに深い情愛を持って対応して下さるNakatsukasa先生あってこそ、と感謝しています。
「お願いします」、「負けました」、「有り難うございました」。
頭を下げて挨拶を丁寧に交わす子どもたちの姿勢は、横で見ていて清々しいものであり、時代を超えて大切にすべき「何か」をいつも私たち大人に教えてくれるものです。
ありがとうございました。