高木です。
今日朗読した詩は、金子みすゞの「露」です。
誰にもいわずにおきましょう。
朝のお庭のすみっこで、
花がほろりと泣いたこと。
もしもうわさがひろがって
蜂のお耳へはいったら、
わるいことでもしたように、
蜜をかえしに行(ゆ)くでしょう。
Y君とR君と私とで、くりかえしくりかえし朗読していくうちに、ときに詰まりながらも、詩が持っているリズムが感じられてくるから、不思議なものですね。
詩の意味について少し学んで、書き取りを終えたあと、少しだけ時間をとって、詩の情景を絵にしてもらいました。Y君の描く蜂は、蜜と一緒にあめやケーキまで返していました。
絵本は、先週の『おぢさん』の続きを読みました。男の子の部屋に、ある日突然、体長10cmほどの「おぢさん」がやってくるのですが、この「おぢさん」、すこし気が難しく、匿ってもらっているにもかかわらず、いろいろと男の子につっかかります。しかしそれが、様々な問題を深く考えるきっかけになり、また彼らの絆も深まります。
山下です。
たしかに挿絵を描きたくなるような詩ですね。また、
いつも実践されている音読は、やはり大切ですね。
継続は力なり。来週もよろしくお願いいたします。