かず6年(1211)

福西です。この日は、マッチ棒の「つなぎ方」を考えました。

DSC09358 DSC09357

マッチ棒の本数を決め、その作りうるパターンの個数が、マッチ棒の本数によってどう変わっていくかを考えました。ルールは以下の通りです。

1)マッチ棒は、棒の先端につなぐものとします。

2)つながっている部分を「切らずに」変化させて作りうる形は、同じものとします。たとえば2本使った場合、L字型とI字型は同じものとみなします。

3)そして回転や裏返しによってできる形も同じとみなします。

4)ループ(わっか)のできる形は、今回は考えないこととします。

二人の答案です。

DSC09359

マッチ棒の本数が少ない間は、それほどでもないのですが、それが6本をこえたあたりから、実は爆発的に増えていきます。そこに驚きがあります。また、この問題では(結局は同じことを考えていることにはなるのですが)、「違うかどうか」よりもむしろ、「同じかどうか」を判断する点に難しさにあります。その作業がマッチ棒の本数と共に膨大になっていくところで、実地に手を動かし、「これは大変だ」→「だから簡単にできないか?」→「そこで数学の出番!」、という思考回路をぜひ培ってもらえればと思います。

DSC09363

(最後にマッチ棒を6本使って「正三角形を4つ作る」というパズルを考えてもらいました)