浅野です。
早いものでもう夏休みも終わり、9月からの秋学期が始まりました。
今日はKくんが一人で、授業前の休み時間にルービックキューブをしていました。もう少しのところまでできていたけれど、そこからが進まないようです。とても熱中しているのでしばらく様子を見ていました。
そのとき、インターネットで調べればやり方がわかるのではないかとひらめきました。案の定、攻略サイト(http://aym.pekori.to/rubik/)があり、これでできると思いました。
しかしそう甘くはありません。なかなかややこしく、サイトを印刷してその通りにしてもできません。結局1時間かけてもできませんでした。
悔しいので全ての授業が終わった後、つまりさっきですが、改めて挑戦してみました。もう一度サイトをよく読むと、印刷が切れた後に重要なヒントが書いてあるのを見つけました。やはり説明書きはよく読まなければなりませんね。
以下が証拠写真です。
次回からはもう少しことばらしいことをしようと思います。
山下です。お見事ですね。前川先生のように、「私は2分あればできます」と最初から言えるのも格好良いのですが(笑)、攻略法を読み、それをヒントにして「なるほどこうすればいいんだな」と試行錯誤しながら達成できるのも、すごいことだと思います。
ルービックキューブのやり方がインターネットですぐにわかるということに感動しました。私が高校生のときにも流行ったことがあるのですが、当時は友達に頼み込んで口伝えで教えてもらったものです。教えてもらってもすぐに忘れるし大変でした。インターネットが一番得意なのはこういう分野かなと思います。学問的なことは百科事典や本を見たほうが信頼できますし。インターネットリテラシー(読み書き能力)みたいなことをことばのクラスに盛り込んでもよいかもしれません。
>インターネットリテラシー
ことばのクラスで、百科事典や辞書を備えるように、インターネットの活用方法を教える意義はあると思います。
私は1995年から大学の英語の授業で「これからはインターネットの時代になる」(←笑)と語り続け、
授業でも、そういった方向での取り組みをあれこれ工夫しました。その体験から思ったことは、教育の場では、
好奇心を守り、育てることがまず大事。次に、情報発信や情報受信の活性化は、コーディネイトする立場の
経験と技術に依存するところが大きい、ということでした。
当時の英語の授業では、ネットがつながらない部屋でしたが、紙ベースで今で言う「掲示板」の書き込みが
できるような工夫をして、クラス全員がハンドル名を使いながら、他人の記事(英文)にコメント(英文)する
ようなことをエンドレスにやっていました。学生の紙に書いた英文をタイプするのは私の仕事でした。
1)学生は一週間を振り返り英文の記事を書く
2)私は全部を添削→次週返却
3)1)のうちおもしろい記事を10ほど選び、B4に収まるように全部タイプする
4)3)のそれぞれの記事を読み、任意の記事にコメントを書く
5)4)のコメントも添削した上、取捨選択し、次週掲載・公開
授業時間の何倍も添削と資料作りに時間がかかったのを思い出します。1)にからめて、時事的な内容の英文を紹介したり・・・いろいろ工夫しましたね。クラスの中を歩いて見てまわると、白い紙を前に頭を抱え込み、「かくテーマがありません」と言われるのが一番多く、一番悲しかったですが、今はどうでしょう。ちなみに、その白い紙の表面は、中学英語のドリルでした。
思い出話のようなコメントになってしましました・・・。