浅野です。
秋学期には悩ましい状況で自分ならどうするかを考えてもらう「モラルジレンマ」を中心に取り組んできました。それに関しては議論し合うところから、書くところにまで達しました。
今学期はその線で、新聞(小学生新聞)を活用することにしました。作られた状況から、実際の問題へと進むわけです。
今回はちょうど、子どもの体力低下についてどうすればよいかというテーマで作文を募集していたので、それについて考えてみました。
内容について踏み込むと長くなるので省略しますが、もっともな意見をいくつも出してくれました。ただ、それを書いてみる段になると、400字という短い字数指定のせいもあり、話していたことを書ききれていませんでした。それを逐一指摘すると本当に悔しがっていました。真剣に考えてくれた証拠ですね。
そして最後にこんなことをぼそっとつぶやいてくれたのが忘れられません。
「俺、書くの好きや。だって言いたいことわかってもらいたいもん。」
>「俺、書くの好きや。だって言いたいことわかってもらいたいもん。」
ぐっとくる言葉ですね。ご紹介下さって感謝します。
>「俺、書くの好きや。だって言いたいことわかってもらいたいもん。」
K君、かっこいいですね。かずのクラスでも、前に出て白板に示すことに自信を持ってくれたり、論理パズルの論述も厭わずに最後までしっかりと書いてくれています。ことばのクラスでも然り、別々の切り口で同じ姿を見せてくれることが、K君の頼もしさだなと感じます。
もちろんそれまでに漸次的な「待つ」努力があったとお察しします。(浅野先生はさらっと「書くところにまで達しました。」と書かれていますが^^)。
また浅野先生の授業で、K君が積極的な意味で「書ききれなかった思い」を体験したことは、きっとK君にとって大きなプラスで、次回のばねとなることを確信しています。
そういえば先週は学期の変わり目で、二週間の空白がありましたが、K君はその間の学習記録表を忘れずに出してくれていましたね。そのようなところでの意識の変化が、少しずつながら着実に見られるように感じています。