0129小3ことば

浅野です。

絵本作りの2回目で、今回は本番用の画用紙を用意してきました。

まっさらな画用紙に書き始めるには勇気が要ります。下書きを見せられて、これは正しい文になっているかと何度も聞かれました。「しなぞろいがそろっているね。」「しなぞろいがいいのよね。」「しなぞろいがいいわねぇ。」などと、細かなところまでどの言い回しがよいかを考えてくれていました。

そうして画用紙にしばらく書いていると、Mちゃんが「絵本を作るって思ったより大変やな」とおもむろに言いました。今学期の山の学校の授業では自分たちが参加することを重視しており、絵本を読むことはしていませんが、今度自分で絵本を読むときにその感想を思い出してくれたら読み方も変わるかもしれません。

またあるグループは素敵な表紙をかき上げてくれ、「このきれいな字はAちゃんが書いてくれた!」「この立派な絵はKちゃんが描いてくれた!」などと、互いをほめあっていました。絵本作りには構想を練る、絵を描く、文を書くなどの様々な工程が含まれているので、自分の得意な分野で頑張ることができるのも、全員で同じ課題に取り組むのとは違って新鮮なことでしょう。それでも完全に分業してしまうのではなく、比較的苦手なことにも少しは取り組むという暗黙のルールが出来上がっていたのもおもしろく感じました。

Mちゃんが言うように絵本を作るのは思ったより大変で、今回だけでは完成しなかったので、次回にまた続きをします。