浅野です。
今年度の最終回です。推理クイズ、絵本作りと冬学期にはこれまでよく頑張ってきてくれたので、約束どおり最終回は外に行くことにしました。
きゃあきゃあ言いながら走り回っていたかと思うと、ままごと的な遊びが始まると急によそ行きの口調になったのがおもしろかったです。二十の扉や推理クイズで質問するときに似ていますね。こうした遊びを通しても「ことば」は身につくのでしょう。
このように、子どもたちは遊びや生活を通していわば自然に「ことば」を学ぶのですから、この山の学校のクラスでは、そのお手伝いができればなぁと思っていました。保護者のみなさまにおかれましては何をやっているのかと不安に思われたかもしれませんが、暖かく見守っていただき感謝しております。急に目に見える成果が現れることは少ないかもしれませんが、家や学校で推理クイズを披露したり、絵本を作っていると楽しげに語ったりしていたとしたら、将来への種はきっとまかれていることでしょう。
>子どもたちは遊びや生活を通していわば自然に「ことば」を学ぶ
至言ですね。生きた学び、というのは言うは易く行うは難しの見本ですが、それを毎回実践して下さったと感謝しています。本当に大事なことは、すぐに身につくものではなく、ずいぶん後になって、あのときのあれが今のこれにつながっている、という形で、本人が自覚できるようなものでしょう。「種まき」という言葉は私もこの山の学校をやる上で、大切な比喩表現だと思っています。