「ラテン語初級文法」──山びこ通信より(2008.2)

『ラテン語初級文法』 (担当:前川 裕)

今学期は、お一人が受講されています。通常は一回あたり4課ずつ進むのですが、今回は意欲的な生徒さんで、一回に5課ずつ進んでいます。速く進むと毎週の課題をこなすのは大変ですが、そのぶん身に付くのも速くなると思います。その意味で、語学にはスピードも大事ですね。

「初級文法」は文法の講座なので、どうしても理屈が多くなってしまいます。文法の学び自体は、多少分からないところがあってもさっさと終えてしまい、実際の本文を読むことが有益です。それから文法を復習しつつ読解していっても遅くはありません。

あなたも、ラテン語を始めて見ませんか。2000年前の文章は、あまりにも現代的な姿を見せることがあります。翻訳では伝えきれない、ラテン語原文を味わうことは一生の楽しみとなります。「山の学校」ではこれまで、大学生から定年を超えた方まで、たくさんの方にラテン語の魅力を伝えてきました。新しい学期には、新しい仲間を募集しています。ご不明な点やご心配な点は、どうぞ遠慮なくお問い合わせください。

(前川 裕)