高木です。
クラスが始まるときに、Jちゃんが「自由帳でつくった」といって
自作の本をたくさん見せてくれました。
7冊もあり、連載ものの、主に絵が中心の物語です。
「ほんとは10冊やけど、あとの3冊はお姉ちゃんにあげた」
とJちゃんは言います。すごい創作意欲だなと思いました。
授業中では新しい物語を、今度は原稿用紙にぎっしり文字で書いてくれています。
この創作の情熱を絶やさないようにしてほしいと思います。
今日はRちゃんが『サッカー』という物語を完成させてくれました。
じつはRちゃんは、先週も別の物語を完成させたところですが、
これは複数の物語を同時に進行させてくれているためです。
『サッカー』は、「四月六日金曜日〜六時間目」に始まります。
体育の授業のときに結成した「しあわせチーム」が、
その後も練習を重ね、大会に出場して勝利するというお話です。
「しあわせチーム」は結成するときに、チームの大切さを確認します。
「サッカーは、人と人の心をあわせるスポーツだと思います!
心が、あわなかったら、バラバラになってシュートが、できるわけないと思います!
1人だけでやっても、チームの意味がないと思います!」
こうした気持ちを胸に練習を重ね、
大会でも、チームのメンバーが息をぴったりと合わせて、勝利を勝ち取るのです。
Rちゃんの作品には、いつも大切なメッセージが込められていると思います。
優しい感性を、これからも大切にしていってほしいと思います。
いつもの口癖ですが、「子どもたちの好奇心は育てるものではなく、守るものである」と思います。この考えを、見事に裏付けてくれるようなクラスだと感じます。「見守る」ためには心も技術も必要で、高木先生はそのどちらもお持ちだと感じます。