ことば１年Ｂ

＜第七回＞
この日は、句読点について勉強しました。以下の文章に「、」を打ってもらって、意味が通る（また別の意味になる）ようにします。

１　あおいち
２　あくまのぬいぐるみ
３　ごんたとゆうこがいました
４　ははははははとわらった
５　すももももももももはもも

３番は２年生のTa君の作った推理クイズから拝借しました。１番と２番は、「あ、わかった！」と一人が分かるとそれがみんなに伝播しました。４番は手ごわくて、本当の正解は「はは（母）は、はははと笑った」ですが、「歯はははははと笑った」という別解を見つけた生徒もいました。５番は有名ですが、当然１年生はまだ知らなくて、「ももはもも」の部分が分かったところでギブアップ。正解を言うと、「あー、すもも！ 知ってる！」とそちらに話が向かいました。

この会の素話は、テントウムシでした。色々な模様のテントウムシを写真で見ました。Ｍoちゃんが詳しく知っていました。危険が迫ると（たとえば人間がつかまえようとすると）死んだ振りをしたり、黄色い汁を出してくさいにおいを出すという行動を「わたし、しってるー」と、みんなにレクチャーしてくれて、一躍ヒーローでした。私はというと、逆にそのようなことはすっかり記憶から抜け落ちてしまっていて、子どもの頃の記憶を取り戻した感じがしました。Ta君は、「幼稚園のとき、第1グループの野田公園の石のベンチにテントウムシの幼虫がうじゃうじゃいたよ！」と教えてくれて、私もそれを見たことがあったので、「そうそう！」と相槌を打ちました。

＜第八回＞
大蛍　ゆらりゆらりと　通りけり　一茶
昼見れば　首筋赤き　蛍かな　芭蕉

幼稚園で習った上の二句を暗唱しました。そして蛍のすごい絵本を見つけたので、それを読みました。

（この絵本、すごくいいです）

蛍は実は土の中の幼虫の頃から光っているというのは、初めて知りました。そしてカワニナを食べてだんだん大きくなり、最後にまた生まれた所と同じ所に卵を産んで、一生を終えます。その繰り返しが今は難しくなっているということを話しました。ある生徒が、「疎水でつかまえたけど、ちゃんと逃がしてあげた」といっていました。蛍はみんな好きなようです。やっぱりきれいですね。

この後、Ｓちゃんがお家で蛍の俳句をたくさん作ってくれました。

今学校で暗唱の時間があるそうですが、それをまた教えてもらいました。これまでにも一人が言い出すとみんなが乗ってきて、結局全員で言うことがしばしばありましたが、声が大きいのは、自信があるからでしょう。私もつられて覚えてしまいました。（以下がそのうろ覚えです）

『はなのみち』

くまさんが ふくろを みつけました。
おや、なにかな？ いっぱいはいってる。
くまさんは、ともだちのりすさんに ききにいきました。
ふくろをあけましたが、なにもはいっていません。
しまった。ふくろにあながあいていた。
あたたかいかぜがふきました。
はなのいっぽんみちができました。

『題名未詳』（すいません、題名があるはずです）

あやとり　いすとり　あいうえお
（おはよう　うきうき？）
かきのみ　くわのみ　かきくけこ
さんかく　しかく　さしすせそ
たこいと　つりいと　たちつてと
なのはな　ののはな　なにぬねの
はるのひ　ふゆのひ　はひふへほ
まつむし　みのむし　まみむめも
やかん　ようかん　やいゆえよ
らんらん　るんるん　らりるれろ
わいわい　わくわく　わいうえお
ん！

得意な気持ちを応援したいので、これからも積極的に聞いてあげたいと思います。私が「じゃあ、先生も覚えるし、聞いててくれるか？」と、間違いながら言うと、「ちがーう！」「答、ぜったい教えんとこな！」と、いじめられることもしばしば…^^;　でも、楽しいのでまたしたいです。