「ラテン語入門・中級講読」──山びこ通信より(2012.6)

「山びこ通信」2012/6月号より、ラテン語クラスの様子をお伝えします。(以下転載)

『ラテン語入門』『ラテン語講読(中級) 』(担当:広川直幸)

入門では,Hans H. Ørberg, Lingua Latina II: Roma aeternaを教科書にしてラテン語を学び続けています.受講生の粘り強さのおかげで,今学期で三年目が終わり,来学期から四年目に入ります.教科書の初めの部分は学習者に配慮してリーウィウスを書き改めて読みやすくしたものが主なテクストになっています.書き改められてはいますが,かなり手強いので,いろいろと工夫をして,よく復習してください.

中級講読では,ウェルギリウスの『アイネーイス』を読んでいます.Clyde Pharr, Vergil’s Aeneid: Books I-VIを使って,ゆっくりとしたペースで進んでいます.とはいえ,塵も積もれば山となるので,地道に読み続けて行きましょう.

  (広川直幸)