高木です。
毎回朗読してきている『ガリバー旅行記』ですが、
今日は、小人(リリパット)の国で捕えられたガリバーが、
小人たちのたいへんな労力によって、
体を縛られたまま移動させられるシーンを読みました。
小人たちにとってはガリバーは巨人ですから、移動させるのは大変です。
朗読しながらも、みんなとても面白がっていました。
Y君が「今日、次の章も読みたい!」と言ってくれましたが、
読むのは毎回一章ずつ、というルールを作っているので、
読みたいという気持ちは、次に繋げてもらうことにしました。
自分の読んだ箇所を筆写する取り組みでは、
K君が、ひらがなの箇所を漢字に直しながら筆写してくれています。
熟字訓の取り組みのときもそうですが、
彼は漢字に非常に力を注いでくれるので、
その点も評価していきたいと思います。
M君やY君は、とてもしっかりした字で筆写を進めてくれています。
Y君は、「見て! すごいきれいやろ?」と、
ときどき私に原稿用紙を見せてくれます。
自分でも、自分の書く字に満足しているのでしょう。
確かにとても丁寧に筆写に取り組んでくれていて、字もきれいなので、
そのように褒めると、また筆写に励んでくれます。
クラス全体に、筆写に真剣に取り組む流れができているように思います。
先週は熟字訓で、陰暦の読みや意味について学んだので、
今週は「ひみつ道具」作りに取り組みました。
M君とY君はそれぞれ、前回から持ち越しの作品があったので、
まずはそれを仕上げてもらいました。
K君は「ロボット型けいたい」という作品を、家で作ってきてくれていました。
ロボットのように変形して、足のローラーで自在に動き回る、携帯電話です。
手回しハンドルで充電して、会話相手が3D映像で投影される、優れものです。
K君曰く、お父様のお仕事から発想したのだそうで、
家庭での日頃の温かいやりとりが目に見えるようでした。
>読むのは毎回一章ずつ、というルールを作っているので、
読みたいという気持ちは、次に繋げてもらうことにしました。
ここでノーと言うことは、重要だと思います。
一般論ですが、ここでイエスと言うと、このこと以外のあれこれについて、子どもたちは「自分流」を要求し始め、まとまりがつかなくなります。
先生がお書きの「真剣に取り組む流れ」は簡単に実現できるものではありません。
この流れが自然にできあがっているように見える時点で、これからの「実り」がおおいに楽しみに思えて参ります。