岸本です。
今週も子供さんらは元気はつらつで、ドアを開ける前に、彼らが来たことがわかるぐらいでした。
この余りある元気が、俳句などの創作に、独自のカラーを作り出しているのかもしれません。
今回は、俳句かるたの作りを続けながら、絵本の朗読も行いました。
そのテーマは、「動物」と「虫」でした。
二人とも、最初の文字が制限されるため、自分が扱いたい題材を思うように句に織り込めないもどかしさを感じているようでしたが、その中から生まれてきた俳句は、どれもなかなかの出来でした。
たとえば、「てんと虫 色いろカラー あるんだよ」では、真ん中の「色」、「いろ」、「カラー」がそれぞれほとんど同じ意味なのですが、漢字、ひらがな、カタカナでリズムよくカラフルさを表しています。
また「つちぶたは アフリカのぶた どんなブタ」は、図鑑を調べて出てきた珍しい動物との出会いを、正直に表していると思います。
今回で、ようやく二人合わせて20個を超えました。
ゆっくりしたペースですが、どれも力作ぞろいで完成が待ち遠しくなります。
さて、今日の絵本の朗読は、子供さんが持参してくれた『ふたりはいつもともだち』という絵本です。
鳥羽水族館での実話を絵本にしたもので、ジュゴンのセレナとウミガメのカメキチくんとの友情を描いた物語です。
すらすら朗読できていて、何度も読んだんだろうなと思えるほどよかったです。
時たま、本文とは違う読み方をしていたところもありましたが、感情がこもっていたからかもしれません。
読み終わったあと、感想を聞いてみましたが、二人とも恥ずかしがって、なかなか答えてくれませんでした。
それでも、絵本の最後の解説を一生懸命説明してくれたのは、印象的です。
来週は、今回時間の都合上できなかった漢字の迷路を行いながら、俳句カルタ作りや、絵本の朗読を行う予定です。
>「てんと虫 色いろカラー あるんだよ」
「てんと虫」は指を折って5文字に揃えたという感じですね(笑)。このあたり、幼稚園児も含め、5・7・5の形式にはこちらが思う以上に律儀だというのが私の実感です。