0620 何でも勉強相談会(第17回)

浅野です。

6月の何でも勉強相談会の報告です。この日は3名の参加でした。ちなみに7月は4日と25日の2回あります。どちらも月曜日の18:30~21:30です。参加を考えられている方は事前にご連絡ください。

ある中2の生徒は理科の課題に集中的に取り組んでいました。電流、電圧、抵抗のところです。これは多くの人が躓く箇所です。電流などは目で見えにくいのが原因かもしれません。そこでよく用いられるたとえは水の流れです。電流の大きさが水の流量だとすると、電圧は水の基準面からの高さです。そう考えると直列回路と並列回路とで間違えません。この相談会の時間が始まる頃と終わる頃とでは見違えるようにできるようになっていました。

予備校の生徒は最近はひと山を越えたかなと話していました。先のことを考えると気がめいるかもしれませんが、ともかく目の前のことを一つずつクリアしていくことです。今回は式と証明の範囲をこの相談会でやろうと用意してくれていました。

等式の証明は左辺を変形して右辺にするか、右辺を変形して左辺にするか、両方ともを変形して同じ形にするかで証明します。条件式があればそれを代入して一つ文字を消すと自然に同じ形になります。

不等式の証明はそのままだと証明するのが難しいので、移項をして>0を示すようにします。>0であることは正の数の足し算だけの形にすればできます。2乗の形を作れば正の数(あるいは0)になります。

数学は漫然と教科書や問題集に取り組むだけでなく、どういう方針で臨むかなどを自問すると力がつきます。

中3の生徒は進路相談にやって来ました。もっぱらA先生が対応していたのでどのような話をされたのか詳しくはわかりません。受験する高校を決めるためには自分の優先する事柄をある程度はっきりさせてから、学校の特徴や入試制度などを知る必要があります。

学校での成績についても相談していたようです。一つ言えるのは理解と得点とは別物だということです。理解していることを答案に表現できるかどうかで大きな差がつきます。ちょっとしたミスに気を付ける、見直しをする、問題をよく読むといったことを忠実に行うだけでもだいぶ違います。