こんにちは上尾です。
二回目のクラスでは、詩の鑑賞の後に、自分たちでも
詩を書くことに挑戦しました。
今日読んだ詩は、中原中也の「サーカス」です。
少し難しい表現や比喩が多くちりばめられた詩ですが、
読み終わると子供たちは、積極的に、その表現の解釈について
話をしてくれました。「茶色い戦争」という表現を、Hくんは、
「戦争で焼けて、土の色になったから」と解釈しました。また、
「観客様はみな鰯」という表現については、Kちゃんの「お客さん
が鰯みたいにいっぱいいるから」という解釈や、Tくんの「お金持ち
のお客さんばかりで、鰯みたいにきらきらしているから」という解釈
が出ました。ことばの持つイメージ喚起力と、子供たち自身の観察や
知識とが結びついて、詩の世界が万華鏡のように広がっていきました。
少し難しい表現や比喩が多くちりばめられた詩ですが、
読み終わると子供たちは、積極的に、その表現の解釈について
話をしてくれました。「茶色い戦争」という表現を、Hくんは、
「戦争で焼けて、土の色になったから」と解釈しました。また、
「観客様はみな鰯」という表現については、Kちゃんの「お客さん
が鰯みたいにいっぱいいるから」という解釈や、Tくんの「お金持ち
のお客さんばかりで、鰯みたいにきらきらしているから」という解釈
が出ました。ことばの持つイメージ喚起力と、子供たち自身の観察や
知識とが結びついて、詩の世界が万華鏡のように広がっていきました。
ひとしきり解釈を出し合った後は、自分たちでも詩を書いてみること
にしました。「サーカス」では、空中ブランコの擬態語として
「ゆあーん ゆよーん ゆあゆよん」というリズミカルなフレーズが
現れます。これに注目してもらいつつ、ものの動きや音を表すような
詩を作ってもらいました。時間内に書き上げた子もいれば、もう少し
書きたいという子もいたため、発表と鑑賞は、来週のはじめに行う
ことになりました。
山下です。この作品については高木先生が授業で扱っておられました。http://www.kitashirakawa.jp/yama/log/eid1701.html その記事も合わせて読むと、ことばのクラスの取り組みには無限の可能性があることをあらためて気づかされます。