9/8 ことば3年

こんにちは上尾です。
二回目のクラスでは、詩の鑑賞の後に、自分たちでも
詩を書くことに挑戦しました。

今日読んだ詩は、中原中也の「サーカス」です。
少し難しい表現や比喩が多くちりばめられた詩ですが、
読み終わると子供たちは、積極的に、その表現の解釈について
話をしてくれました。「茶色い戦争」という表現を、Hくんは、
「戦争で焼けて、土の色になったから」と解釈しました。また、
「観客様はみな鰯」という表現については、Kちゃんの「お客さん
が鰯みたいにいっぱいいるから」という解釈や、Tくんの「お金持ち
のお客さんばかりで、鰯みたいにきらきらしているから」という解釈
が出ました。ことばの持つイメージ喚起力と、子供たち自身の観察や
知識とが結びついて、詩の世界が万華鏡のように広がっていきました。

ひとしきり解釈を出し合った後は、自分たちでも詩を書いてみること
にしました。「サーカス」では、空中ブランコの擬態語として
「ゆあーん ゆよーん ゆあゆよん」というリズミカルなフレーズが
現れます。これに注目してもらいつつ、ものの動きや音を表すような
詩を作ってもらいました。時間内に書き上げた子もいれば、もう少し
書きたいという子もいたため、発表と鑑賞は、来週のはじめに行う
ことになりました。