岸本です。
きようは、あいうえお作文を行いました。
しっぱいもありましたが、
もう一度、挑戦してもらうと、
とてもよい作品ができました。
様々な言葉を探す、良い頭の体操になっていればと思います。
つまり、「いす」というお題ならば、次のようになります。
「い」つも
「す」わっている。
和歌をあいうえお作文にした「かきつばた」の歌は、折句として有名ですね。
「か」らころも
「き」つつなれにし
「つ」ましあれば
「は」るばるきぬる
「た」びをしぞおもふ
いくつか例を紹介した後、実際の作文に挑戦しました。
最初は二文字のお題、「いぬ」からはじめました。
これは簡単だったようです。
「い」ま
「ぬ」いものをしています。
ぬいものという言葉が出てきたのは、よいですね。
続いて、三文字のお題「かもめ」です。
文として意味のつながりがないとだめなので、子供さんも悩んでいましたが、持参した漢字辞典を使って、ヒントを探していました。
そうして出来たのが、次の作文です。
「か」つらを
「も」う一回つけてみて、きれいになることを
「め」ざしています。
かつらという言葉のユーモラスさに、子供さん自身も笑いわずにはいられない、面白おかしいあいうえお作文に仕上がりました。
次に、四文字のお題「したじき」に挑戦しました。
さすがに四文字にもなると、文の整合性をとるのが難しいです。
最初にできた文は、脈絡がなかったため、書き直してもらいました。
その次の文は、最後の「き」がうまく消化できずに、四苦八苦していました。
最終的に、次のようなしっとりした雰囲気の文が出来上がりました。
「し」ずかに
「た」きびをして
「じ」かんになって
「き」ょくを聞く
残りの時間は、自分の名前をあいうえお作文にしてもらいました。
ここで紹介できないのは残念ですが、「~して、~して」という接続の繰り返しがリズム良く、最後にしっかり「オチ」ている楽しい文が出来上がりました。
五文字という今まで以上の難しさにもかかわらずとてもよく出来ていた、今回の最高傑作だと思います。
最後に、お兄ちゃんの名前もあいうえお作文にしていました。
私には理解できない部分もありましたが、七つの文字から、鬼やらさっちゃんやらが登場する不思議な話が繰り広げられており、子供さんの想像力に驚かされてしまいました。
来週は、要望があった漢字迷路を久しぶりに行いたいと思います。