10/19 ことば2年A

岸本です。

今日は擬音語と擬態語のプリントに取り組むと共に、絵本の朗読も行いました。

擬音語と擬態語はオノマトペとも呼ばれ、音や様子を表した言葉です。
日常にあふれている言葉なので、子供さんも何度も耳にしたと思います。
今日は、そんな日常の言葉を学んでいきまいた。

最初は、音からオノマトペを考えてもらいました。
例えば「犬の鳴き声=ワンワン」です。
しかし、オノマトペは一つとは限りません。
それをヒントに、子供さんが即座に「キャンキャン」を書き加えてくれました。
他にも、「咳の音」や「雨の音」などにいろいろなオノマトペを答えてくれました。

今度は、オノマトペからどんな音or様子かを考える問題です。
例題として、「ぶるぶる=寒さに震える様子」があります。
これは以外に難しかったようです。
「がたがた」などは「机が揺れる音」と答えられましたが、「あっさり」などはなかなか表現しづらいようでした。
なので結局、それを用いた例文を作ることにしました。
さきほどの「あっさり」の場合は、「ラーメンがあっさりしている」としてくれました。
表現しづらい様子を一言で表してくれるのがオノマトペの長所だと、実感できたのではないでしょうか。

そのあとは、自分でオノマトペを探してもらいました。
「ごくごく(飲む時の音)」や「にゃあにゃあ(猫の鳴き声)」など様々なものを見つけていきましたが、実は春学期に作った俳句カルタにもすでに多くのオノマトペが使われていました。
例えば「カリカリ(せんべいを食べる音)」や「ぷにゅぷにゅ(ゼリーが揺れる様子)」などです。
知らず知らずに使っていた言葉も、こうして考えると面白いものでした。
子供さんも、この機に日常のオノマトペに気をつけてみてはいかがでしょうか?

残りの時間は絵本の朗読を行いました。
今回は『にゅーっ するするする』と『バウとケロのそらのたび』を読んでもらいました。
前者は、まさに今回扱ったオノマトペが題された本で、地面から伸びてくる手のシュールな光景が、この擬態語によって見事に描き表されていました。
後者はバウとケロが、自ら操縦する飛行機に乗っておじいちゃんの誕生日に出かける物語です。
両方とも、いつものように感情をこめて丁寧に読んでいました。
聞きなれないところでつまるところもありましたが、一度耳にした後は、スラスラと読めていてよかったです。

来週は、あいうえお作文に挑戦してみたいと思います。