岸本です。
今日は「逆さ言葉」に挑戦しました。
回文とは逆から読んでも「同じ」意味になる言葉ですが、逆さ言葉は逆から読むと「違う」意味になる言葉です。
有名なものとしては「ミルク」→「くるみ」がありますね。
こうした違いをわかってもらってから、私が挙げた言葉を逆さ言葉にして、意味を考えてもらいました。
たとえば、「イルカ」→( 軽い )のようにです。
その中で、「りす」の逆さ言葉である「スリ」のように、逆さ言葉の意味がわからないものもありました。
そのときは、私から言葉の意味を解説していきました。
逆さ言葉が、新しい言葉との出会いの機会にもなったのです。
その後は、自分で逆さ言葉を探すことにしました。
子供さんは、辞書をめくったり、本棚に並ぶを本を眺めたりしながら、身近にある言葉をどんどん逆に読んでいき、意味のある言葉になるかを確認していく方法をとっていました。
そして、「店」→「セミ」、「家」→「エイ」、「綱」→「夏」といった言葉を見つけてくれたのです。
今日のクラスで驚いたのは、「ヒントはいらない」と言ってくれたことです。
実は、意味の通じる逆さ言葉を見つけるのは意外と難しく、私からヒントを出せるよう準備をしていました。
けれども子供さんは、行き詰まっても「ヒントは出さないで」と言って、一生懸命逆さ言葉を探してくれたのです。
できるだけ自力で解こうとするこうした姿勢は、いつまでも大事にして欲しいと思います。
その代わりと言っては何ですが、私は、子供さんが逆さ言葉か判断に迷った時に、「その言葉にはこういう意味もあるよ」と情報を提供することにしました。
例としては、子供さんが「君」の逆さ言葉として「みき」という言葉を見つけたとき、これには木の中心となる「幹」という意味もあるよと伝えました。
最終的に、逆さ言葉を9つも見つけることが出来ました。
子供さんは「10個まであと一つだったのに。」と悔しがっていました。
逆さ言葉探しは、いつでもどこでも出来るので、時間があるときにでも探して、この悔しさを晴らして欲しいですね。
お家で子供さんが逆さ言葉探しをしていたら、ぜひお手伝いをしてやってください。
来週は、今回出来なかった絵本の朗読のほか、擬音語や擬態語に取り組みたいと考えています。