10/5 ことば2年A

岸本です。

もう十月とは、早いものです。

今日は回文と絵本の朗読、そしてあやとりを行いました。

最初はプリントで回文に挑戦しました。
回文とは、逆に読んでも、同じ文になる文(言葉)のことです。
まずは、身近な回文として「トマト」や「キツツキ」の例を挙げ、実際に逆に読むことで、感覚的に回文をわかってもらいました。

それから、穴埋めの問題をしていきました。
たとえば、「しん( ぶ )んし」や、「子猫の子は( この子猫 )」などです。
少し難しめな問題もありましたが、わからないところは、私からのヒントを活用して解いていきました。
完成した文を逆に読んで、同じ文になったのがわかると、うれしそうにしていました。

最後に、自分で回文を作ってもらうと、「もも」や「お塩(おしお)」、「ママ」、「パパ」、「逆さ(さかさ)」など、短い単語をたくさん見つけてくれました。
また、私からのヒントを使って、「ボロいロボ」などの文も作ってくれました。

その後は、絵本の朗読を行いました。
今日は『ローリー・ポーリーとゆきのひ』という本でした。
普段は降らない雪が降ったある日、オーリーと妹のゾーイーは雪だるまをつくり、その雪だるまのスノウイーと友達になります。
彼らの友情のお話が、CGの挿絵とともに展開していく本です。
今回も、既に読んだことがある本だったらしく、すらすらと読み進めてくれました。
大事なところで、一文字一文字に力を込めて読んでくれるのは、子供さんの良いところだと思います。

残りの時間は、先週も行ったあやとりを行いました。
新しい本を持ってきてくれたので、その中から新しいものにチャレンジしました。
簡単な「ピラミッド」や「つり橋」は、上手に出来ていました。
最後に、難しい「にほんぼうき」に挑戦しました。
しかし、解説文を私と一緒に読み、図を見ながら何度も挑戦しましたが、どうしても上手くいきません。
その最中、私がもどかしく思い、つい手を貸そうとしましたが、子供さんは、それを拒みました。
それはすなわち、「自分でやりたい」との意思だと、私は感じました。
それで、アドヴァイスはしても、最後まで手を出すことはしませんでいた。
結局完成することは出来ず、ちょっとご機嫌斜めになりましたが、何度も挑戦した姿勢は立派だったと思います。
今度は、その悔しさをバネに、リベンジして欲しいと思います。

来週は、今回の回文と絡めて「逆さ言葉」に取り組む予定です。
また、絵本の朗読やあやとりも行っていきたいと考えています。