9/22, 29 ことば3年

こんにちは上尾です。
今週、先週のことばのクラスでは、俳句に取り組みました。

まず先々週の時間に、芭蕉や子規の有名な秋の句を鑑賞し、
秋を思わせることばについて、みんなで考えてみました。
それをうけて今週は、外に吟行に出かけることにしました。
山の上にある幼稚園の庭まで上り、秋の夕暮れの涼やかな
空気を肌で感じながら、ことばを探してもらいました。
30分ほど外に出た後には、教室に帰って「推敲」と「清書」を
お願いしました。感じたことを、きれいにまとめるためには、
このようにじっくりと頭をひねる時間も必要だろうと思います。
最後には、いつものようにそれぞれ発表してもらいました。

今回は子供たちの作品を、それぞれひとつ紹介したいと思います。
自然に対する細かい観察や、秋の夕暮れの空気の繊細さが、
よく現れています。秋は俳句を作り始めるのには良い季節かもしれません。

さくらの木 葉っぱをなくし 枝だけに Kちゃん

もみじがね さきのほうだけ 紅葉だ Tくん

秋の夜 ゆめもなぜか 秋のこと Tくん

いわしぐも 秋の空を とんでいる Hくん

山の中 少し夕ぐれ もうかえろう Mちゃん

秋になり 夏の色から 秋の色 Nくん

この今日の いちばん最後の うす明かり Yくん