岸本です。
今日は、文を作るゲームの続きを行いました。
前回に加え、新しいルールとして「お助けカード」を導入しましたが、結果はどうなったでしょうか。
つまり、「名前カード」を二枚(あるいは一枚)、「場所カード」、「時間カード」、「行動カード」をそれぞれ一枚ずつ引いて、それらを組み合わせて文を作るのが目的です。
最初は、前回のカードに加えて、何枚かのカードを加えました。
例えば「つくえ」、「京と」、「はれの日」、「寝る」などです。
これで、前回以上のバリエーションが期待できます。
実際、「来週、森で犬とうさぎが寝る。」といった文ができました。
復習を兼ねた最初のゲームが一通り終わってから、いよいよ新しいルール、「お助けカード」を導入しました。
カードを使って文を作るという目的は同じですが、今までのカードの他に「が」や「を」、「に」など、いわゆる助詞を記した「お助けカード」も加えようというのが新ルールです。
この新ルール、「お助けカード」と言いながら、実は難易度を上げるための要素です。
今までは意識せずに任意の助詞を補って文を作っていました。
しかし、「お助けカード」によって使える助詞が制限されることで、文を作ることが格段に難しくなるのです。
例えば、クラスでは「今日『に』うさぎ『が』本『を』森『へ』起きる。」というヘンテコな文も作られました。
お助けカードは最初「が」、「を」、「に」、「へ」の四種類だけでした。
しかし、子供さんが「『の』とか『と』があれば良いのに」とつぶやきました。
つまり、助詞を増やすことで、表現のバリエーションが広がることに気づいたのです。
そこで、新しい「お助けカード」として「の」、「と」、「で」を加えることになりました。
それでも、思った「お助けカード」がうまく引けないことが多く、なかなかちゃんとした文を作れませんでした。
けれども、ぎりぎりに「くもりの日の京とへ本がとどく。」という文が完成しました。
今回は難易度が高くなったため、途中であきらめるのではと危惧していましたが、逆に「こっちの方が楽しい」と言ってくれました。
頼もしい限りです。
来週もこのゲームに取り組みながら、「ことばの発表会」に向けた取り組みを行っていきたいと思います。