経済学入門

百木です。
8月31日の経済学入門の授業のご報告です。

この授業は春学期に引き続き、Uさん、Kさんとの3人授業です。
もし途中参加やクラス見学希望の方がおられましたら、お気軽にご連絡ください。

今回の授業では、野田新総理誕生にともなう経済的影響について議論しました。
僕が野田総理誕生に関するいくつかの記事をコピーしていき、そのニュースを見ながらいくつか解説を加えて、その後三人でディスカッションするというかたちをとっています。

野田総理は「財政再建派」として知られ、もともと「大連立・大増税」を唱えていた人です。つまりは、民主・自民・公明の大連立を成立させて、その状態で消費税などを増税する法案を可決させ、そのことによって財政を再建(溜まりに溜まった国の借金を返していく)という考えをもった人です。
もともと財務大臣を務め、財界や中央銀行とも良好な関係を築いていたこともあって、財界や市場からの評価は今のところ悪くないようです。経団連会長の米倉氏などは「菅氏とは首から上の質違う」などと言って持ち上げていたようです(笑)

新聞記事によれば、原発の再稼動やTPP参加にも積極的、とのことでやや不安もあるのですが、今のところは大手メディアなども好意的に評価しているようですね。他にも、野田さんが代表に決まったとたんに、国債市場では利子率が低下し、株式市場では株価がやや停滞したのですが、その理由はなにか?といったことをお話ししました。

今後の授業でも、野田政権の経済政策などについては取り上げいきたいなと思っています。

◆野田内閣、自民支持層や無党派層からも高い支持

◆経団連「随所に政策通 手堅い布陣」

◆「ミスター増税」に流通業界は戦々恐々