第6回将棋道場

百木です。
遅くなりましたが8月23日(月)に行われた第6回将棋道場のご報告です。

今回は夏休み特別企画ということで、将棋道場トーナメント大会を行ないました。
総勢19名の子どもたちがトーナメントに参加して熱戦を繰り広げてくれました。

優勝候補はこれまでの将棋道場で圧倒的な強さを見せていたGくんだったのですが、Gくんが準決勝まで勝ち進んだところで予定が入っていたため無念の途中辞退ということになってしまいました。優勝する気満々だったGくんは途中で帰らなければならないことにかなり悔しそうな様子でした。残念だったのですが、また次回にその実力を発揮してもらえればと思います。

Gくんが途中辞退となったため、準々決勝でいちどはGくんに惜敗したI.Mちゃんが復活してAブロックの準決勝に進出。対するAブロックもうひとりの準決勝進出者はK.Kくん。K.Kくんは大人しいですが、対局中の集中力が高いです。最近、着実に実力を伸ばしてきているひとりだなという印象をもっています。
このふたりの対決は静かな集中力の高い勝負になりましたが、熱戦の末I.Mちゃんが勝ち切り、決勝進出!

もういっぽうのBブロックはM.KくんとN.Kちゃんの準決勝になりました。N.Kちゃんは将棋道場に初めて来たときはなかなか勝てずにいたのですが、腐らずに地道に対局を積み重ねた結果、最近は少しずつ勝ち方が分かってきたようです。M.Kくんも最近の有力株のひとり。このふたりの対戦は、熱戦の末M.Kくんの勝ち!

女の子どうしの対決! sIMG_5530.jpg sDSCF2739.jpg sDSCF2747.jpg

というわけで決勝はMちゃんとM.Kくんの対戦となりました!

いざ決戦!sIMG_5541.jpg

決勝戦は、M.Kくんがやや緊張してしまったのか普段の実力を発揮できず、I.Mちゃんが終始戦いを優勢に進め、完封勝ち!将棋道場トーナメント大会初代チャンピオンはI.Mちゃんに決定です。
年長組から小学6年生まで参加したトーナメント戦で、小学3年生の女の子が優勝するとは、将棋の面白さを改めて知らされた気がしました(対戦相手のM.Kくんは小学2年生の男の子です)。年齢・性別に関係なく、強くなれるし楽しめる。これが将棋の醍醐味です。

優勝したI.Mちゃんは普段から弟のI.Tくんと家で将棋を指して遊んでくれているそうで、ふたりともなかなか実力が伯仲しているので(今のところはI.Mちゃんがお姉さんとしての面目を保っているそうです)、一番いいライバルが身近にいることになります。普段から同じくらいの実力の相手と対戦を積み重ねること。これが何よりの将棋上達の近道なので、今回I.Mちゃんが優勝したのも納得、というところではあります。
ちなみに弟のI.Tくんもかなり強くなっているのですが、一回戦でいきなりお姉さんと当たってしまい(!)、残念ながら初戦敗退となってしまいました。次回以降の雪辱を期待したいところです。

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今回は大会ということでトーナメント表を作ってきました。トーナメント表があるだけでなんとなくテンションが上がりませんか?(笑) 子供たちも対戦結果を書くのを手伝ってくれました。

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中務先生や亮馬先生も参加して子供たちへの指導対局を行ってくださいました。大人と子供が対等に遊べるというのも将棋の楽しみ。僕も子どもの頃は将棋会館でおじさん達に揉まれて実力を磨いたものです。

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このようなトーナメント大会もたまにやると盛り上がっていいですね。
また冬休みのときにでも第二回大会を企画してみようかと考えています。それまでに将棋道場に参加してくれている子供たちがどれだけ力をつけてくれているか、とても楽しみです。