今日は論語の素読をいたしました。以下の言葉をみなで復唱しました。
「曹子(そうし)曰(いわ)く、吾(われ)日(ひ)に吾が身を三省(さんせい)す。人の為(た)めに謀(はか)りて忠ならざるか。朋友(ほうゆう)と交(まじわ)りて信ならざるか。習わざるを伝えしかと。」
友達と真心を持って接しているか、約束を守っているか、何か尋ねられたとき、知ったかぶりをして曖昧なことを教えていないか。
とくに三つめの言葉は、この日が「勉強会」であっただけに、身近な話題であったと言えます。私にとりましても、「論語」の言葉を生徒たちに伝える立場として、心に強く内省を強いる言葉でありました。
>習わざるを伝えしかと
この日にはある生徒が漢字がわからないとつぶやくと、別の生徒がさっと辞書を貸してくれるということがありました。この回に限らず、勉強会では辞書に親しむ生徒の姿がいつも見られます。
コメントをありがとうございます。うろ覚えを教えたりせず、きちんと確認しようという姿勢は大切ですね。本当はそれぞれの家の中でも同じことが言えると思います。親は子どもに何かを尋ねられたとき、どこまで誠実にその疑問に答えられるかが、その子の好奇心を「守る」上でポイントになります。