山下です。昨日は夏休みイベントとしてロボット工作がありました。講師は福西亮馬先生で、私は写真を撮る係として参加しました。
さて、ロボット工作というとマシンの組み立てというイメージがあるのですが、実際にはハードウェアの組み立てだけでなく、ソフトウェアの設定作業も含まれます。
実際この日の取り組みを見て思ったのは、ロボット工作はとても奥深い取り組みだと言うことです。
たとえば、直進走行させる単純なプログラムでも、実際にテストするとロボットはまっすぐに動かないことがよくあります。よく調べると、左右両輪の駆動部分に「差」があるためです。
先生の用意されたいくつかのテストコースの中には八の字コースもありました。コースアウトしたとき、その原因がプログラムのミスによるものか、ハードの不具合によるものか、すぐに特定できません。この点、ウェブプログラミングであれば、ハードの問題はほとんど無視できるのでプログラムのミスだけを追いかければよいことになります(それが大変と言えば大変ですが)。
一方、ロボット工作は考えないといけない要素が多く、その分うまくいったときの喜びもひとしお、という感想を受けました。
このように大変やっかいな、頭も手もフルに使わないといけない取り組みでしたが、参加した子どもたちは、何より、お父さん(お母さん)と一緒に取り組むことで、その一つ一つの壁をクリアしていく喜びを実感できたと思います。
どのご家族も、うまく親子の連携が取れていて、試行錯誤の時間を「共有」されていたのが印象的でした。この手のイベントは、へたをするとお父さん一人が真剣になり、子どもは手持ちぶさたになる・・・ということもありがちですが。
予定していた3時間はあっという間に過ぎました。家での発展的な取り組みについても先生の方から説明がありました。
また、このような機会を持ちたいと強く思いました。
山下先生、ありがとうございます。福西です。
まずは「動いた!」ということが何にもかえがたい喜びです。この「当たり前」という状態を
得るために、これだけもあくせくした経験、またその分、動いた時のひとしおの喜びが、
各ご家庭でこれからも末広がりになっていきますように願っています。
パソコンとプログラムを駆使することによって、ロボットの持つ可能性が、ハードウェアと
して見た時のそれ以上にまだまだ広がっていること、その拡張性の高さに気付いてもら
えれば幸いです。
当日はこちらの説明の至らないことが多々あり、ロボット本来のそれとは別の所で「難しい」
という印象を感じ取られた場面が多々あったかと存じます。それをお詫び致しますとともに、
また次回からの反省にしたく存じます。