福西です。
前回の小学生の勉強会の講評を、健哲先生が書いてくださっています。その様子を一部写真でとりましたので、お伝えします。
お母さんが作ってくれた問題を解いているS君と、割合の問題を伝授してもらっているK君。
持ってきたドリルが全部終わって、今度は1~3年生までの漢字を1個ずつ書き写ししていく1年生のMちゃん。でも書き順が分かりません。すると、となりの2年生のMちゃんが薄く下書きを書いて、それをなぞればいいようにしてくれました。(そして2年生のMちゃんはまた自分の勉強をしています)
またここに映っていないO.S.ちゃんは、この日も前回と同じ『足し算パズル3級』の問題を解いてくれていました。今回はわりとすらすら解けていたようです。1つ1つの問題がとても歯ごたえがあり、それに長時間集中して取りかかっていました。
幼稚園でもらった漢字辞典を片手に、漢字の世界に嬉々として浸っているY君と、難しい文章題を次々と撃破していっているMちゃん。
「この問題の意味を教えてほしい…」という国語の問題をしているKちゃんに、隣で親切に教えてあげているM君。
難しいパズルの問題を、どうしても今日解いて家に持って帰りたいSちゃん。奥のAちゃんも自分のをしながら、時々それを手伝ってあげています。
そして「ここまでやる」と決めて取り組んでいる、T君とY君。お互いの姿を励みにし合っている様子が伝わってきます。
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以前は、「教えてあげたい!」また「教えてほしい!」という気持ちがまず先に立つ様子が見受けられましたが、回を重ねていくうちにだんだんと、自分の勉強に黙々と取り組む時間の方が長くなってきました。そしてその間に、横で教えてほしいという声が聞こえた時のみ、必要最小限に教えるという、自立した学習スタイルになってきたように感じました。
またこの日、他の先生から聞いたY君とT君の「悩み相談」のエピソードが印象的でした。勉強の合間に次のようなやり取りがあったそうです。
K君(4年生)「あんな、おれ工作とか好きなんやけどな、学校でまねしがいるねん。作文で賞取った時な、その人もおれのまねをして、同じことを書いたらな、その人も賞を取らはったねん。もう、やってられへんわ…」
T君(1年生)「それやったら、もっと勉強したらいいやん。そうしたら、その人だって追いつけへんし」
いいですね。学年を超えた絆を感じます。このあとK君は無言だったそうですが、きっと「後ろを気にするな、前へ突っ走れ」というT君の素朴なメッセージは、ぐっと心に届いたに違いありません^^