今回は内容そのものではなく取り組む姿勢や精神論について述べます。
どうしてもやる気がしないときもあるでしょうが、そのようなときでもともかくやってみると、だんだん調子が出てくることがあります。一人の生徒はまさにこの日がそうでした。取り組み始めるまでは気が重くても、いざやってみると何とかなるということはよくあります。
それでもやる気が出なければ疲れているのかもしれません。毎日夜遅くまで勉強して睡眠不足が続くと疲れます。特に数学は疲労度によって試験の結果が大きく変わるので、模試などの直前はよく休んで力を発揮することを意識したほうがよいです。
スポーツでもいかに「休む」かは重要な課題です。スポーツにせよ、勉強にせよ、結果を求めてあせるときは「休む」ことさえ選択しづらい心境になりますが、先生の言葉として「時には休め」というのがあれば、生徒にとってハッと我に帰れると思います。先生が書かれたように、「とにかくやってみる」という選択肢についてはまさにそのとおりで、そのアクションを起こしやすくする工夫として、昨日やったことの見直しも含めた復習の意義があげられます。中2なら中1の範囲をやり直す、等。復習して自信が蘇れば前に進む気力が湧いてきます。自分で自分のやる気をいかにコントロールできるか、また、その方法をどれだけ具体的に選択肢としてもっているかは、中学、高校時代を超えて人生全般にわたって意味を持つように思います。