山下です。10月19日に論語の素読を行いました。
この日は恒例の冒頭の言葉を高らかに声に出した後、今までなぜか取り上げたなかった言葉を紹介しました。
「温故知新」で知られる言葉です。
簡野道明の読みでは、「子曰わく、故(ふる)きを温(あたた)めて新しきを知れば、以(もっ)て師為(た)る可(べ)し」となります。
こうして「論語」の言葉をかみしめ、今を生きる自分へのメッセージを得ることも、「温故知新」である、と説明しました。
この日は少し欲張り、続く「君子は器(き)ならず」も字句通りの意味を説明したのち、すでに学んだいくつかの表現を全員で通しました。
一年生の参加が多く、正座の姿勢を続けるのが難しかったかもしれませんが、昔の日本人は椅子に座らなかったことを述べ、当時の生活に思いをはせてみよう、それも「温故知新」だね、と結びました。
次回は11月2日(土)です。