勝負の厳しさ、あるいは数学の厳しさを感じた日でした。
全会一致で回り将棋という案が出されたので今週もすることにしました。ちょうど30分程度で王に昇格できるかどうかというバランスがもう一度と言わせているのかもしれません。
回り将棋では自分よりも格の高い駒が自分のいるマスに止まるとその場で殺されてしまいます。自分より強い駒がその場所を通過すると復活できますが、同じマスに止まられてしまうと二回分死んでしまいます。
こうした出来事が出た目によって冷酷に決まってしまいます。死んでいるときはゲームに参加できないのでつらいです。しかしルールを曲げるわけにはいきません。このクラスの生徒たちは友達同士なので二回分殺されそうになったときは情けをかけようとしたのですが、私がそれを止めました。臨機応変にルールを調整して楽しめるようにすること全般は否定しませんが、出た目によって動き方が一つに決まるという本質を崩すのが許せなかったからです。
このつらい体験を糧にしてもらえたらと思います。