0925 英語講読(ハリー・ポッター)

ダンブルドア先生の部屋でハリーが見た鳥はフェニックスでした。

 

1002ハリーポッター問題   1002ハリーポッター解答

 

 

ハリーは目の前で鳥が炎となったのでびっくりしますが、ダンブルドア先生によると、フェニックスとはそういうものだそうです。

 

About time, too

 

というダンブルドア先生が心配するハリーにかけた言葉が気になりました。tooの部分です。「それでも」といった意味で解釈して「(ハリーは心配しているが)それでももう頃合だったのじゃよ」ということかなということで落ち着きました。

 

ちょうどこの日はフェニックスが生まれ変わるBurning Dayだったのです。これは日本語版で「燃焼日」と訳されていました。この箇所に限らず、日本語版では漢語がところどころで目に付きます。他の部分が子ども向きに訳されているだけになおさらです。「燃え日」と訳してもいいかもしれませんが、それも不自然だと感じる人もいるでしょう。翻訳するのは難しいです。

 

そうこうしているうちに、ハグリッドが部屋に飛び込んできました。ハリーが犯人ではないと言いに来たようです。ダンブルドア先生もハリーが犯人ではないと思っていて、逆にハリーに何か話したいことはないかと尋ねますが、ハリーはないと答えます。

 

今回の事件のせいで生徒たちはクリスマス休暇に帰郷するため汽車の予約に殺到します。殺到という意味のstampedeという語が登場しました。これはstamp(踏む)やstomp(踏み鳴らす)と同じ語源だと容易に推測できます。

 

ホグワーツに残るのはハリー、ロン、ハーマイオニーの3人と、マルフォイ、クラッベ、ゴイルの3人くらいのようです。ハリーはそのことにむしろほっとします。というのも、みんなハリーを避けていたからです。フレッドとジョージはハリーがスリザリンの後継者だとからかいますが、ハリーはそうされるほうがましだと思います。

 

クリスマスの日にハーマイオニーがハリーとロンを起こします。1時間も前からポリジュース薬に最後の材料を加えて、とうとう準備ができたとのことです。また、プレゼントも持ってきてくれます。ハリーはダーズリーさんからつまようじ、ハグリッドからtreacle fudge、ロンからクィディッチの本、ハーマイオニーから羽ペン、そしてウィーズリーおばさんからjumper(セーター)をもらいます。

 

クリスマスの夕食はポリジュース薬のことがあっても楽しめるものでした。デザートを3杯食べたところでハリーとロンはハーマイオニーに先導されてホールを出ました。クラッベとゴイルを睡眠薬入りのケーキで眠らせて、髪の毛を取り、本人たちはほうき入れに押し込めるという計画を、ハーマイオニーはきっぱりと告げます。ハリーとロンのほうが困惑します。

 

計画の第一段階は思いの外うまくいき、クラッベとゴイルの髪の毛を手に入れることができました。そしてトイレに戻ってそれらの毛をそれぞれ入れます。それぞれに嫌な感じの色になりました。「鼻くそ」や「淀んだ」といった描写がされています。こうした語はネイティブの小さい子でも知っているのでしょうが、外国語として学ぶ私たちにとってはかえって難しく感じます。

 

ここで時間となりました。来週はいよいよポリジュース薬で変身します。