古文講読

前川です。

今回は、「枕草子」37段と38段(岩波文庫版)を読みました。

ものづくしの段ですが、ちょっとしたエピソードなども書かれていて、清少納言の気持ちが垣間見えるところがあります。38段にみえる「いわまほしかりしか」はまさにそのような部分でしょう。

さらに、世評をふまえつつも、中国での例を考えて改めて観察してみるという態度も、清少納言の自立性や好奇心を表しているようです。

次回は39段から読みます。