福西です。
この日は「まちがい探し」をメインにしました。今回は2年生以上に配った問題で、1問とても難しいものがありました。でも最後まであきらめずに、ねばり強く解いてくれました。 「わかった!」と最後の「まちがい」を見つけて喜ぶ5年生のS君が実にいい味を出していて、隣でまだ考えている2年生のM君を邪魔するわけでもなく、逆にS君の「負けまい」とする気持ちをさりげなく引き出してくれていたように思います。
その後、各自パズルに取り組んでもらいました。とりわけ1年生のS君には、以前「やりたい」とリクエストのあった、「足し算パズル」を用意したところ、サクサクと「できた!」の連続だったので、びっくりしました。さすが「好き」と言うだけのことはあるなと感心しました。
今回は全体的にプリントでだいぶ時間をとったので、残りの時間は算数で私とのやり取りをしました。私が即興で問題を書いて、それをどんどん配っていきます。私が問題を供給するのが早いか、みんなが「できた!」と言って私を催促し、私が出し疲れるのが早いかの、勝負です(笑)
とはいえ、(最初から予想していたことではありますが^^;)、みんなの解くスピードの方が問題作りのそれを徐々に上回ってきたので、最後の方では、できた人から順番に、私のかわりに問題を作ってもらいました。(私が今度は解く番に回りました)。
1年生のS君は、E、D、C、B、A、S、R、Lを数字のかわりとして、E+D=Cのような計算問題を作ってくれました。(Rはレア、Lはレジェンドだそうです)。とあるゲームのレベルアップの「組み合わせ」だそうです。
2年生のM君は、オーソドックスな文章題を、いかにも「先生の気持ち」になって、線分図(□の穴埋め)あり、補助の絵ありで、丁寧に作ってくれていました。「何人かがやってきて、13人いたところ、20人になりました。さて何人やってきたでしょう?」という内容の問題です。「何人かが」という言い回しが使いこなせている点に、自信を感じました。私自身もM君とちょうど同じぐらいの頃に、父親に一生懸命喜んで問題を作って出していたことがありますが(特に男親が「うーん」とうなってくれると、作りごたえを感じたものでした(笑))。先生視点で自分で問題を作れるようになったら、それはとりもなおさず、自分が問題を解く際にも、「あ、この問題はこういうことを聞いてきているんだな」というように、題意をきちんとくみ取れていることを意味します。
5年生のS君は、大きな数と、単位の問題を出してきました。特に単位では、1mm=□μm=□nm=□pmという問題まで飛び出してきました。いつだったか、私がS君にたずねられて、ホワイトボードに書いたことがあるのをずっと憶えてくれていたようでした。それを今回得意げに出題してくれました。
まだまだ出てくるようでしたが、この日はそのあたりで時間となりました。