山下(太)です。
この日の論語の素読では、「人の己を知らざるをうれへず。人を知らざるをうれふ」を取り上げました。その他、すでに子どもたちにおなじみになった言葉も復習しながら、この日の取り組みを終えました。
勉強会は二部屋に別れて取り組みました。私の部屋では、異年齢からなる5人の子どもたちが自習に励みました。合間に質問が飛び交います。
「金環日食ってなに?」とそぼくな疑問を口にしたRyota君に、「それはね」と口元を緩めながら図解入りで説明を始めたKai君。みな少し手を止めて、その話を聞きます。
ただ、自分も知っていることを教えたくて我慢しきれなくなったTamaki君は、「でもなー、それはなー、こうなんやでー」とマイペースで茶々を入れます。そんな言葉も上手にすくい取りながら、わかりやすく、かつ、熱情をこめて説明しきったKai君の言葉は、大人の私も聞き惚れるほどでした。
So君は図形の問題にじっくり取り組むことが出来ました。Maiちゃんはてきぱきと自分の課題をすべて時間内にこなしました。Tamaki君は「ぼくはな、すぐ気が散るねん。だからな、算数と国語を1ぺーじずつ交替でやるんや」と言いつつ、最後までがんばりました。
最後に帰り支度を調えてから、私からのクイズ、ということで、俳句の問題を5分やってお開きにしました。みな幼稚園時代に俳句を一緒に勉強した仲間です。私は、「人は寝て・・・」等、最初の五文字だけを言います。覚えている人は手を上げて、作者の名前まで言います。
この成績がダントツで一番だったのが、一年生のRyota君でした。学年が上がると、「なんか懐かしいけど忘れたナー」という感じになります。論語で始まり、俳句で締めるのも面白いと感じたこの日の取り組みでした。