吉川です。今日は2日目です。
昨日は不規則動詞の原形と過去形について綴りと発音の話を交えながら授業を行いました。
本日はその定着を図るために演習を中心に行いました。
前半は過去形を使った文章題をやってみました。
文章題は問題を解くだけでなく、一文一文にある表現1つ1つに注目していくことでより効率的に学習できます。
例えば、文中で使われている前置詞のfor について。
leave A for B で「Aを去ってBへ向う」という意味ですが、なぜ「~に向う」がforになるのか?
forといえば「~のために」です。ですが、日本語で言えば2つの別の表現も英語ではforの一語。
彼らの頭の中では同じようなイメージなのです。
その共通点を敢えて言うとすれば、for というのは何らかの動作をfor の後の対象に「向って」行うということです。
例えば日本語でも、「あなたのために手紙を書く」とも言うし「あなたに向けて手紙を書く」とも言うでしょう。
こうしたイメージを大切にしながら、後半は過去形の文法問題を解いてもらいました。
生徒さんはよく理解しているようでしたが、1つ良い間違いをしてくれました。
それは、彼は~していましたか?という問いに対する答えで、”No, he is not.”と書いてしまったことです。
まずこれは時制が間違っています。isではなくwasですね。
ですがもっと大事なことは、beとdoの違いです。
beとdoは確かに同じ「動詞」に属する言葉ではあります。
しかしbeは「静」であり、doは「動」であります。
つまり、前者は時間の中である瞬間を取り出してカメラで捉えたような感じ。
対して後者は時間を切り出さずにある状態から別の状態へ動いているような感じ。
説明は難しいですがこのようなイメージでしょう。
明日は引き続き文法と語のイメージについてやっていきます。