つくるB(0708)

福西です。

前回作ったロケットを4台に増やし、発射台の調整実験を経て、いよいよ発射実験にうつりました。

3機一度に。

ものすごく飛ぶという定評だったので、パラシュートも一部検討しました。本当はもっと詳しく設計したかったのですが、今回は時間が足りず、今後の研究課題としたいと思います。少しだけ述べておくと、取り付け位置の問題があります。尖端?スカート部分?それとも側面?

もちろんロケットは頭を上にして飛んでいくので、パラシュートがもし尖端にあると、勢いと調和して閉じたままでいます。しかし落下するときはどうでしょうか。もしお尻から落ちるなら、先端部分につけたパラシュートは、落下と同時に風を受け、うまく開くでしょう。けれども、もし頭から落ちるとすると・・・?というわけで、今回は逆の発想でスカート部分に取り付けました。ただしこれも次に「ひも」の問題があります。ひもが絡まないようにする工夫は結構難しいと思います。

たまたま公園に遊びに来ていた小学生たちも、興味を示して集まってきてくれていました。中に一人ペットボトルロケットのことをよく知っている小学生がいて、水と空気の配分についてアドバイスしてくれていました。

1射目が実にうまくいき、気持ちのよいほどまっすぐに飛んでいくロケットを目で追いかけました。

「おおお~~~!」とその場にいた誰もが感動しました。

これに気をよくして、他のロケットでも試し、また発射台も変えてみて、何回も実験しました。たぶん20回ぐらいチャレンジしたかと思います。(そのうち、条件がそろってうまく飛んだのは、5回ほどでした)。

「あっという間の時間」がここでも感じられました。

水を多くしてもだめで、また空気が少なすぎてもだめでした。さらに、空気入れの扱い(空気を注入した際の水漏れ対策)、トリガーの硬さ(特にこれが問題でした)、発射台のそれぞれの癖というものがあって、「誰がやってもうまく飛ぶ」という状態に持っていくのは、まだまだ課題がありそうです。また、水と空気の配分は、いい自由研究になると思います。

さて、今回でつくるクラスの春学期は終了です。秋学期もぜひまた元気で会いましょう。