0703 英語講読(ハリー・ポッター)

クィディッチの試合でタイムアウトを取るところからです。

 

ハリーポッター問題      ハリーポッター解答

 

タイムアウトを取ることができるという点においては、サッカーよりもバスケットボールに近いですね。その短い間にジョージとフレッドがブラッジャーのことをウッドに告げます。しかしハリーは一人で対処するからと言い張り、ウッドもそれを飲みます。

 

試合再開後、ハリーはちょこまかと動き回って一人でブラッジャーに対処します。マルフォイがからかいにやってきますが、そのときスニッチを発見します。ブラッジャーにひじを折られながらも、ハリーはスニッチをつかまえ、地面に墜落します。

 

その場面でheaded straight for the groundという表現があり、forとtoの使い分けに話が及びました。forは方向を表し、toは到達を表します。だから電車はbound for ~で学校に行くのはgo to schoolです。この場面では地面に到達することよりも地面の方向に進んでいることを表したいはずなので、toではなくforであると考えられます。go to, come to, leave for, head forのように動詞によっても使い分けられます。

 

勝利を確認してハリーは気を失います。正気を取り戻すと、ロックハート先生がそこにいました。ハリーが断るのに彼は魔法で骨折の治療をしようとしました。そして何と骨がなくなってしまったのです。

 

結局保健室に行くこととなりました。どうしてすぐに来なかったのかとポンフリー先生に怒られます。そしてこのように文句を言います。

 

Still tut-tutting about dangerous sports and inept teachers, Madam Pomfrey retreated, leaving Ron and Hermione to help Harry gulp down some water.

 

sportsやteachersと複数形になっていることに気づきました。あくまで一般論として危険なスポーツや無能な先生に舌打ちしているのでしょう。

 

このあたりでアメリカ版ではget into the bedといったような句が挿入されていました。イギリス版にはありません。なぜだかわかりませんでした。

 

今回はこのあたりで終了です。時間中に注目した語句は冒頭に掲げた復習プリントに盛り込んでいますので、よろしければそちらもご覧ください。

 

追記

女性の先生はMadam PomfreyやMadam HoochのようにMadamが付されていて、ネコのMrs NorrisはMrsが付されています。MadamとMrsがどう違うのかという疑問が提起されました。手持ちの辞書を見ると、MadamのほうがMrsよりも位が高いという印象を受けました。また、インターネットで検索すると、女性が結婚した場合、Madamはもともとの名字に付け、Mrsは配偶者の名字につけると書かれていました。