今日は九時から十一時まで、幼稚園園舎を借りて第一回勉強会(小学生)を開催しました。
事前の打ち合わせでは、集中力が持つかな?とか、課題が終わってだれる子がいたらどうするか?など、ネガティブなケースをあれこれ考えてスタンバイしていましたが、結果はこちらの予想を上回るものでした。
全体を振り返ると、二時間ノンストップでよく勉強を続けることができたな、と子どもたちを賞賛したいと思います。
今回の趣旨をご家庭でしっかりお話しくださったおかげだと思いますが、どのお子さんも下の学年の子に質問されたとき、本当に親身に「指導」してくれました。言葉遣いがやけに優しく丁寧になるのがほほえましかったです。
また、一人の子が困っていると、二人がかりで教えてあげようとする光景もあり、教えてもらった子は単に答えの導き方だけでない「何か心に残るもの」を感じたに違いありません。
次回は、11月末に第二回の勉強会(参加費無料)を予定しています。日時が具体的に決まりましたら、またこの場をお借りしてご案内いたします。
本日の勉強会のお手伝いをさせていただいた浅野です。本当に教え合いを実践することができて素晴らしく感じております。
一つだけ印象に残ったシーンを紹介します。自分の持ってきた課題には飽き飽きした様子のY君が、教えを求められると途端に真剣になり、自分の席に一度戻って考えついた答えがあっているかを確かめてから実際に教えるということがありました。後輩からのリアルな「教えて!」という一言はこちらからの万言にも勝るのだなと感じた瞬間です。
浅野先生、有り難うございます。
先生からは次のような感想をメールで頂戴しております。謹んで転載させていただきます(承諾済み)。
後日、本日ご参加くださったご家庭にこの日の取り組みについてまとめた文書をお送りする予定ですが、その
原稿でもあります。
———-以下感想———-
先日は勉強会の企画にご参加いただきありがとうございます。当日の様子を報告させていただきます。
開始時刻の9時ちょうどには全員がそろい、靴を揃えて園舎に上がり、簡単な説明を聞いてから各自の課
題に取り組みました。2時間の長丁場にもかかわらず全員が途中で投げ出すこともなくやり通し、机の上
の片づけまできちんとしました。当たり前のことかもしれませんが、一人ではなかなかそこまでできま
せん。これも下の学年や上の学年の生徒の目があってのことでしょう。
上の学年の生徒が下の学年の生徒に教えるということもしっかりと実践してくれました。教える側は「
教えて!」と呼ばれたらすぐに駆けつけ、教えてもらう側は真剣にその説明を聞いていました。どちら
の側もそれを拒否するということがなかったのも素晴らしいことです。自分の勉強には飽き飽きしてい
た生徒も、教えを求められるとそちらへ行き、自分がしている問題を解くとき以上に真剣に考えていた
姿が印象的でした。後輩に教えるために、あるいは教えてくれた先輩のようになるために、日頃の学習
に取り組む心意気を新たにしてくれたとしたらこの勉強会は大成功と言えるでしょう。
———-以上感想———-
小林先生からは次の感想をいただきました。
———-以下感想———-
昨日は上の学年の子たちは教える場面が多かったのですが、3年生の子が、2年生の子に教えに行った後で
「わかってくれはった」と言って少し嬉しそうにしていたのが印象的でした。
伝えたいことが伝わるというのは、それだけで嬉しいものですが、
人がわからないことを教えて、それが相手に伝わるという経験は自分の自信にもなっていくことと思います。
教わった子の方でも、一生懸命自分のために何か言ってくれているお兄さん、お姉さんがいたという記憶は
後々いい思い出になってよみがえってくることと思います。
また、同学年ばかりで同じ課題をやる場合だとどうしても競争のようになってしまいますが、
昨日は、お互いわからないところを補って協力するというような空気が自ずとできていたように感じました。
��課題の進み具合は、それこそ個々バラバラでしたが、勉強会の中でのやりとりから
普段の教室ではあまり学べないものを、それぞれなにか持って帰ってくれたのではないでしょうか。
———-以上感想———-
次回は10月31日(土)の午前9時からです。参加希望の方は taro@kitashirakawa.jp までご連絡下さい。