浅野です。
このクラスが始まって2学期が終わろうとしてるので、ちょうど半年経ったことになります。毎週宿題と自主的な練習として英語に触れるという生活が定着しました。
英作文では骨格部分で迷うことはなくなりました。今回も大きな誤りは見られず、前置詞の不自然さが目立ったくらいでした。この前置詞は難しいです。日本語と一対一対応するわけではありません。byとuntilの使い分けなど、非常に紛らわしいものもあります。
英文の意味を正確につかむために和訳の練習をしていますが、そこでも基本はクリアした上での高度な解釈が問題となることが多かったです。andが何と何とを並列させているかといった解釈です。文法的な形式から判断できるときもありますが、文脈から判断するしかないこともあります。
こうなるとあとは語彙の勝負になります。今回注目したのはobjectiveとsubjectiveです。ob(~に反対して)+ject(投げる)=object(反対する)、sub(下)+ject(投げる)=subject(従属させる)というのが基本の動詞形です。ただしそれぞれ「物体、対象」、「科目、主題」といった名詞の意味もあるのが要注意です。そして最初に出した形容詞形は「客観的な」と「主観的な」という対義語になります。
毎回丁寧なレポートをありがとうございます。語彙についても、いつも語源までさかのぼって解説していただき、さすが「大人向けの英語」という感じがします。
もちろん、中学、高校生にも語源の説明は有益ですが(また、先生はそのような説明も折にふれてしてくださっていると思いますが)、中学、高校時代は人生で一番記憶力がよい時期なので、たくさんの語彙を「理屈抜きに」覚えてもよいでしょう。
その覚え方も単語カードによる方法も一つですが、その方法を生かすためにも、一方では先生が「読書会」(ハリーポッターを読む)でしてくださっているような、実際の英文を読む中で語彙を増やしていくやり方が大事だと思います。日本語もそうですが、本を読んでいると「覚えるつもりはないのに覚えていた」というメリットが期待できます。
ちなみに、ob もsubも言わずと知れたラテン語の前置詞で、今回ご紹介くださった ject を用いた英単語は他にも eject, inject, reject などがありますね。