2019年度4月から新規開講するラテン語・ギリシャ語クラス、および昨年度開講した漢文クラスを、下記にピックアップしてご紹介します(大学生〜一般クラス一覧はこちら)。
テキストの最初からスタートできるチャンスです!
各クラス定員5ですので、どうぞお早めにお問い合わせ下さい。

【新規開講!】『ラテン語初級文法』 クラス 
  木曜  18:40〜20:00 または、20:10〜21:30(予定) 講師:山下大吾
※2019年4月より、受講希望を受け次第開講! 
テキストのはじめからスタートできるチャンスをどうぞお見逃しなく!

テキスト:『ラテン語初歩(改訂版)』岩波書店)

受講生のペースに合わせて1学期間、または2学期間でテキストを一通り学びます。

【新規開講!】『ラテン語初級』クラス 
  木曜 20:10〜21:30 講師:広川直幸

 読んで聞いて話して書くことによってラテン語を一から学ぶ授業です。文法事項を無理やり暗記してから暗号解読のような短い練習問題を解くという方法ではなく、初学者向けにラテン語だけで書かれた教科書を用いて、イラストを頼りに文脈のある面白い物語を読み、理解と表現を繰り返すことで総合的なラテン語の力を身に付けることを目指します。前提知識は一切必要ありませんが、教科書の方針に従って和訳や必要以上の文法解説は行いません。この授業は一度開講すると次の開講がおよそ2年後になります。興味のある方はこの機会をお見逃しなく。

テキスト:Hans H. Ørberg, Lingua Latina per se illustrata pars I: Familia Romana.(現在はアメリカの代理店であるFocus Publishing / R. Pullins Co.が出版しているカラー版(ISBN: 1585104205)が容易に入手できます)

 

【新規開講!】『ラテン語文法』 クラス 
  金曜  20:10〜21:30  講師:広川直幸
※2019年4月より、受講希望を受け次第開講!
テキストのはじめからスタートできるチャンスをどうぞお見逃しなく!

 春学期の間だけ特別に金曜の夜に開講するラテン語文法を復習するための授業です。春学期と夏期講習で教科書を学び終えます。短期間で規範文法(学校文法)の全体を見渡すことで、ラテン語文法が有機的であってばらばらな規則の集合体ではないということが理解できるようになるのが目標です。文法規則には還元しにくいラテン語表現の癖にもできるだけ言及します。ある程度ラテン語学習経験のある人を対象とする授業です。受講可能かどうか判断に迷う場合はご相談ください。

テキスト:『標準ラテン文法』中山恒夫 著/白水社)

【新規開講!】『ラテン語初級講読』クラス 
  水曜 20:00〜21:20(予定) 講師:山下大吾
※2019年4月より、受講希望を受け次第開講致します。
テキストの最初からスタートできるチャンスをどうぞお見逃しなく!

テキスト:キケロー『老年について』

【新規開講!】『ギリシャ語初級』クラス 
  月曜 18:40〜20:00 講師:広川直幸
      ※ 2019年4月より、受講希望を受け次第開講!
テキストのはじめからスタートできるチャンスをどうぞお見逃しなく!

 ギリシャ文字の読み書きから学び始める、初心者のための授業です。少年トラシュマコスを主人公とする愉快な物語を読みながら、原典講読に必要な「語彙と文法」を習得します。文法を学んでから、それを確認するための短文を「解く」というつまらなく成果の乏しいことはせず、まず自然な文脈のある文章を読んで、その中で語彙と文法を理解し、その成果を作文で確認するという帰納的な方法を主軸にして進めるので、文法が苦手だからと古典ギリシャ語の学習を諦めていた人でも無理なく学ぶことができます。この授業は一度開講すると次の開講がおよそ2年後になります。興味のある方はこの機会をお見逃しなく

テキスト:C. W. E. Peckett & A. R. Munday, Thrasymashus.(現在はBristol Classical Pressのリプリント版(ISBN: 0862921392)が入手できます)入手が難しい場合はご相談ください。

※受講希望の際は、クラスの(テキストの)最初から/途中からを問わず、最初に「クラス体験」のお申込みをお願いしております。
それにより、内容・進め方・難易度などがご要望に沿うかどうかをご確認頂いた上で、正式なお申込みをご検討下さい。

【新規開講!】『ギリシャ語初級文法』クラス 
  木曜 20:10〜21:30 講師:堀川宏

受講生のご要望に合わせてテキストや進め方を決めていきます。
受講希望を受け次第、開講する予定です(※お問い合わせ下さい)

【新規開講!】『新約ギリシャ語初級』クラス 
  ※曜日・時間帯は応相談 講師:堀川宏
受講希望を受け次第開講予定ですテキストの最初からスタート出来る好機ですので、どうぞお問い合わせ下さい。

(テキスト『新約聖書ギリシャ語初歩』土岐健治著)

 文法でも講読でも新たにスタートを切る好機ですから、関心のある方はぜひお問い合わせください。開講曜日や時間帯についても相談に乗ることが可能です。新約聖書のギリシャ語のシステムは「古典ギリシャ語」よりも多少は簡略ですから、一度挫折した方の学び直しなどにも好適かもしれません。新しい出会いを楽しみにしています。

 

こちらは昨年度に開講したばかりのクラスで、その都度受講生のご要望にあわせて読み物を選んで進めています。どうぞお問い合わせ下さい!

『漢文入門』クラス(高校生〜一般) 
  2019年4月からの曜日・時間は調整中です。 講師:陳 佑真
  ※受講生募集中です。テキストは受講生の関心に合わせてその都度選んでいます。

現在のテキスト、進捗状況につきましては、お問い合わせ下さい。

これまで扱ったテキスト:2018年度は、「大唐聖経序」、「滕王閣序」といった対句の美を競う作品、劉基「売柑者言」、諸葛亮「出師表」など。その他、講師の用意した文法解説等のプリント教材を適宜使用。

クラス紹介:
 漢文というのは一つの言語ですから、それで表されるのは決して堅苦しい、難しいお話ばかりではありません。「君子は必ず其の独を慎むなり」(『大学』)、立派な人は誰も見ていないところでも人に見られているのと同じように威儀を正しているものだぞ、という、先生から言われたらうんざりしそうな言葉も漢文ですし、「螢無くして鄰家の壁を鑿ち遍(つ)くすも、甚(なん)ぞ東墻は人の窺うを許さざる」(『牡丹亭還魂記』)、螢の光で苦学しようとしても螢が見つからないから隣のかわいい子の部屋の壁に穴をあけて灯りをとろうとしたけど覗かせてくれないよ、なんていうのも漢文なのです。

 古の賢者たちが人生の問題に正面から向き合って書いた文章を読解して自分の生き方に活かすもよし、おもしろおかしい滑稽話を読んで古の人たちと一緒になって大笑いするもよし、ゴシップ記事を読んで古の人たちと一緒に眉をひそめるもよし。漢文の海からは、書かれたものの数だけの楽しみと思索が得られます。

 本講座では、受講者の皆様のご関心に合わせてテキストや方法を選びたいと思います。訓読のやり方、辞書の使い方から丁寧に学習のお手伝いを致しますので、全く漢文の勉強をしたことがない方も是非お越しくださればと願っております