来年度、春学期より「新約ギリシャ語初級」クラスを開講いたします。お問い合わせ、お申し込みはフォームメールにてお願いします。

『新約聖書』を原典で読むことを目標に、全くの初歩からギリシャ語を学ぶ授業です。『新約聖書』は古典ギリシャ語（紀元前5世紀ごろのアッティカ方言）より後の時代の共通ギリシャ語（コイネー）で書かれています。同じギリシャ語であるとはいえ、古典ギリシャ語と『新約聖書』のギリシャ語の間には５００年の隔たりがあります。その間に当然のことながら色々な変化が生じました。その一つとして言語が単純化されたということが挙げられます。これは古典ギリシャ語より新約ギリシャ語のほうが学びやすいということを意味しています。それゆえ、ギリシャ語を学ぶ目的がもっぱら『新約聖書』を読むことであるならば，直にその時代のギリシャ語を学ぶほうがよいと言えます。奮ってのご参加をお待ちしています。

曜日と時間：木曜日18:40～20:00（予定）
教科書：土岐健治『新約聖書ギリシア語初歩』教文館、1999年。
担当：広川直幸