芸術は長く人生は短し:ラテン語の格言 更新日:2023/06/04 公開日:2023/06/03 ラテン語 山下です。 「ラテン語の夕べ」では毎回ラテン語の格言をいくつか紹介しています。 有名な言葉の一つに、Ars longa, vita brevis.というのがあり、日本語訳はタイトルに示したとおり、「芸術は長く人生は短し」 […] 続きを読む
「言語によって知的昂揚を感ずる」(古人の)言葉 更新日:2023/05/26 公開日:2023/05/25 ラテン語雑談 福西です。 司馬遼太郎に、「なによりも国語」というエッセイがあります。 その中に、次のような印象的な表現が出てきます。 言語によって感動することもなく、言語によって叡智を触発されることもなく、言語によって人間以上の超越世 […] 続きを読む
母の日に寄せて(risu cognoscere matrem) 更新日:2023/05/26 公開日:2023/05/14 ラテン語 福西です。 母の日に寄せて、こんなラテン語の詩句はいかがですか? ウェルギリウス『牧歌』4歌60-63行 Incipe, parve puer, risu cognoscere matrem; 60 matri long […] 続きを読む
ルキウス・アンナエウス先輩!(Danda est animis remissio) 更新日:2023/05/26 公開日:2023/05/13 ラテン語 福西です。 セネカ。やっぱり、いいですね。(これが今回の結論) そう思ったきっかけは、以下の一節です。 Rogo itaque, si quod habes remedium 「それで(que)、以上のようなことを(it […] 続きを読む
ジョブズとセネカ 更新日:2023/05/26 公開日:2023/05/12 ラテン語 福西です。 すがすがしい5月。かと思えば、次はじめじめした6月。気がつけば去年の今頃。時はあっという間にすぎてゆきます。そんなとき、ちょっと立ち止まって見るのも、必要かもしれません。 ご存じの方も多いと思いますが、次の文 […] 続きを読む
「お守りにできそう」なラテン語の詩句 更新日:2024/05/24 公開日:2023/05/11 ラテン語 福西です。ラテン語ネタです。 以前、原文を調べたり、ちょい訳するためのツールとして、The Latin Library や ペルセウス・プロジェクトご紹介しました。(こことか、こことか、ここで) 日本語訳で読んで、ふと気 […] 続きを読む
「ヘック・オリム・メミニッセ・ジュヴァビット」 更新日:2023/05/26 公開日:2023/05/10 ラテン語雑談 「わたくしは、この後もみなさんのことを忘れませんが、どうか皆さんも時々はわたくしのことを思い出して下さい。『ヘック・オリム・メミニッセ・ジュヴァビット』……。これも訳す必要はないでしょう」 ──『チップス先生さようなら』 […] 続きを読む
あのラテン語のフレーズが・・・「気になります!」 更新日:2024/06/09 公開日:2023/05/08 ラテン語 福西です。 ラテン語のじつにいい感じのフレーズを見つけた時。 出典と日本語訳は、書いてあった。 でも、どうしてそういう意味になるの?(どれが名詞で、どれが動詞?)を「調べたい!」という時。 そこで出番となるのが、またまた […] 続きを読む
「略語表」は、いかがですか? 更新日:2024/05/01 公開日:2022/11/25 お知らせラテン語 福西です。 ラテン語の辞書をひくとき。教科書の練習問題を解くとき。また、講読のとき。 略語(文法用語)が使えると便利です。 とくに、手書きでノートに写して、単語を解析するとき。 「男性・単数・主格」とか「現在・三人称・単 […] 続きを読む
あの古典作品、どこにあるの? 更新日:2022/11/22 公開日:2022/11/23 お知らせギリシャ語ラテン語 福西です。 ギリシャ・ローマの古典作品の原文は、どうやったら探せるでしょうか。 「どこにあるの?」と人に聞いて、まず教えてもらうのが、「ペルセウス・プロジェクト」のページだと思います。 で、さっそくそこに飛んだはいいもの […] 続きを読む
ラテン語の出典を探す 公開日:2022/11/10 ラテン語 福西です。 「ああ~忘れた。ラテン語のあの作品の、あの詩行。どこにあったかなあ?」 と気になった時。 そこで出番となるのは、 The Latin Library。 です。 たとえば『アエネーイス』に、 equo ne c […] 続きを読む
「アエネーイス」講読より 公開日:2022/10/17 ラテン語古典語 山下です。 15日(土)に「アエネーイス」の講読を行いました。 第2巻の次の箇所から20行ほど読みました(2.189-208)。 189-191 nam sī vestra manus violāsset dōna Mi […] 続きを読む